世の中には様々な職種がありますが、どのような職種においても共通して求められる要素は “お客様に選んでもらう”ことであると考えています。
看護師は学生時代から看護技術や知識を学び始め、就職後も医療の進歩とともに更新されていく知識や技術を学び直し、生涯自己研鑽の日々を送っています。
そのような日々の中で徐々に知識や技術に向き合うことに慣れ、お仕事本来の“お客様(患者さん)に選んでもらう”という意識は薄れていっているのではないでしょうか。
特に医療業界ではこの傾向が顕著に表れていると思います。
病院で看護師が患者さんに接する時、新人であれベテランであれ、誰が看護行為を行なっていたとしてもかかる加算は同じです。知識や技術の差は確実に存在しますが、ベテラン看護師が新人看護師をフォローすることで、費用の差はなくなることにも納得ができます。
しかし、新人であってもベテランであっても、看護師の振る舞いが丁寧であったり、適切なものでなかったとしても加算は同じです。人は時間的・物理的制約や精神的な負担などがあった際に余裕持つことが難しくなります。看護師も例外ではありませんが、それを患者さんに悟られてはなりません。
これは看護師経験の年数に限らず、個々が持ち合わせているコミュニケーション能力やプロフェッショナリズム、チームワーク、問題解決能力の要素が重要な役割を果たします。
ホームモアが重要視しているホスピタリティとはまさにこれら要素を持ち合わせ、相手の感情を思いやり、『心』を行動に移すことです。看護行為の形式や様式も、サービスの精神に「かたち」を与えたもので、いくらHow to的に看護の形式を熟知していても、肝心の『心』が伴っていなければ、どこかよそよそしい儀礼優先の看護ケアやサービスになってしまいます。
現状の看護サービスでは、看護師が提供するサービスがあまり比較検証されることはありません。また医療者自身も提供するサービス品質についての認識が曖昧なことが殆どです。
ホームモアでは高品質なホスピタリティサービスを提供することを目指し、ご利用者様が評価し、信頼の上で選択してもらうことのできる看護を目指します。
今後、医療界においても、さらにサービスの質の向上が求められてくると思います。
私たちは、時代の要求に応える、「サービスとしての医療」も質を高く提供できる会社であるために、看護サービスにおけるホスピタリティに引き続き注力してまいります。
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