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リスペクトが育てる関係性 〜“慣れ”と“馴れ合い”の境界線〜

リスペクトとは

私たちホームモアが大切にしている姿勢の一つに、「リスペクト(敬意)」があります。
リスペクトには、大きく分けて二つの意味があると考えています。
これまで歩まれてきた人生や背景に対する“尊敬”と、いまこの瞬間の思いや選択を大切にする“尊重”です。
看護やケアは、人と人との関わりそのもの。
信頼関係を築いていくためには、この「尊敬」と「尊重」がどちらも欠かせません。
そして、心を通わせながらも、適切な距離感を保つことが、プロフェッショナルとしての基本姿勢だと私たちは考えています。

リスペクトの欠如が起こすもの

日々のケアを重ねる中で、ご利用者様との関係が深まり、安心感や親しみが増していくことは、とても大切なことです。
一方で、そうした「慣れ」が、ごくまれに言葉づかいや態度の緩みに繋がってしまうことがあるのも事実です。
たとえば、呼びかけを簡略化してしまったり、説明が不十分になってしまったり。
日々の積み重ねの中で、無意識のうちに敬意が薄れてしまうことは、どんな現場でも起こりうることかもしれません。だからこそ、私たちホームモアでは、この“慣れ”にこそ、注意を払っています。

慣れと馴れ合いの違い

ホームモアでは、スタッフ研修の中で繰り返し伝えている言葉があります。
「慣れはプロとしての成長、馴れ合いは関係性の甘え」
“慣れ”とは、ご利用者様の癖やご希望を理解し、その方らしい毎日を支えるための前向きな関係性。
“馴れ合い”とは、親しさの中で敬意や丁寧さを失い、無意識に「まあ、これくらいで」と流してしまうような状態です。
私たちはこの違いを大切にしながら、日々のケアに向き合っています。
ご利用者様との距離が近くなるからこそ、言葉のひとつ、視線のひとつにこそ、より一層の丁寧さと敬意を込めることが求められる、と考えています。

プロとしての距離感

私たちは、ご利用者様の「人生の支援者」であって、「友人」ではありません。
親しみや信頼はもちろん大切にしながらも、プロとしての距離感を守ること。
それが、安心してお任せいただける関係づくりの土台になると信じています。
心の距離は近く、けれど線引きは明確に。
そのバランスこそが、継続的な信頼と、ケアの質を支えているのです。

リスペクトの先にあるもの

本当のリスペクトとは、相手の心を大切にしながら、適切な距離を保ち、揺るがない信頼を築くこと。
それは、毎回「今日のその方」に新しい気持ちで向き合うことでもあります。
私たちは、“慣れ”の中にこそ誠意を磨き、“馴れ合い”の兆しに気づいたときには、立ち止まって見つめ直す。そんな姿勢を、スタッフ一人ひとりが心に持ち続けています。
それが、ホームモアの“ホスピタリティ”。
これからも、すべてのご利用者様に、変わらぬ敬意とあたたかさを込めて、日々のケアをお届けしてまいります。

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