どこにもない、新しい訪問看護 <ホームモア>

お問い合わせ
お電話相談
よくある
ご質問
ご利用事例
採用情報
コラム
コラム

ホームモアの社会と接触し、社会と繋がる「外出支援」について

高齢者の多くは何らかの疾患を抱えています。

高血圧、高脂血症、糖尿病、あるいは先天性の疾患や過去の脳卒中による半身麻痺、片腕の不自由、ペースメーカーの留置など、これらは決して軽んじてよい疾患ではありませんが、これらの疾患が急性期ではなく慢性期のものであれば、現在のご本人の一部としてこれらの既往とうまく付き合っていく必要があります

 

ある高齢者Aさんは90歳目前で脳梗塞により半身麻痺となりました。高齢であり、麻痺側を自分で支える筋力もなく、リハビリに対する意欲もありません。自宅から近いという理由で選んだ入居施設も、リハビリに力を入れてはいないため、日中は床上で過ごし、身の回りのことは要介護状態です。やや認知機能が低下しているAさんはよく誤解しますが、入院している理由は疾患の治療ではなく、自宅での介護が困難であるためです。

家族は週に三度ほど面会に行きますが、面会でできることは院内のカフェスペースでの家族との団欒です。Aさんはもともと一人で旅行へ行くほど旅行好きでしたが、入院中で治療中だからと多くのことを諦めている現状です。

 

多くの高齢者は年をとり、何もできなくなったと思いがちです。しかし、生きている限り、できないことはありません。急性期の治療中でなく、病院の許可と外出支援のリスク管理ができていれば、旅行等の遠出も可能ですし、病院食以外の食事を外で楽しむこともできます。

 

保険外訪問看護サービスの使い道として、よく親族の冠婚葬祭、通院などがありますが、「行きたいところへ行く」「食べたいものを食べる」といった使い道もあります。半身不自由でも、車椅子やストレッチャーに乗ることができれば移動手段はあります。水族館に行きたい、焼肉を食べたい、ラーメンを食べに行きたい、相撲を見に行きたい、といったご利用者様の希望をお聞かせください

 

私たちの仕事は、ご利用者様が最後まで「自分」を生きることができたと思えるようにお支えすることです。

人生において「やりたいこと」は毎日の活力になります。ご家族の面会を待つだけでなく、「これを食べに行きたい」「これがしたい」といったように、ご本人様がご自分の人生を生きられるように全力でお支えいたします。

 

保険外訪問看護を行っていると、ご利用者様から「わがままでごめんなさい」と言われることがありますが、全くそうではありません。今の医療制度ではカバーしきれないだけであり、人として当たり前の主張です。

 

ホームモアは、社会と接触し社会と繋がる「外出支援」を重要視しています

 

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

PAGE TOP